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捻挫

 捻挫で最も一般的なものは足首の捻挫です。
 足首捻挫はフェイシャルディストーションモデルと他の治療との効果を比較し、その違いを明確にする上で特に解り易い損傷です。
 現在の整形外科では、関節に外力が加わり、関節の可動範囲を上回る動作を強いられ、しかし脱臼には至らなかったものを捻挫と言います。関節包や靭帯が伸張され、その関節の安定性が損なわれます。
 治療は、関節をギブスや包帯で固定し、傷んだ組織が十分に回復するまで安静を保たせ、体重の負荷を軽減するために松葉杖を使用させます。
 腫れや痛みが激しい場合は抗炎症剤や痛み止めの薬を処方し、あとは痛みが自然と消えて行くのを待つ他に方法は無いようです。

 カイロプラクティックや他の手技療法では、その基本的概念が背骨や骨盤、或いは頭の骨にあるので、捻挫のような外傷にはまったく手の出しようがありません。
 しかし患者さんがそれらの手技療法に誤って訪問すると、冷却し、テーピング等で固定し、しかし患者さんの症状にはまったく変化は無く、「時間とお金の無駄だった」と言う話をよく聞きます。
 結局、患者さんは長期間にわたる痛みに悩まされ、自然に癒えてゆくのを待つ他に方法がありません。それでも自然に癒えた患者さんは幸運です。
 多くの患者さんは、時間の経過と共に痛みは消失しても、些細なことで繰り返す捻挫や生涯消えることのない足首関節周囲の腫れなどと言った症状を持続させます。
 これは捻挫と言う外傷によって引き起こされた損傷が、治癒しないまま残存していることを証明しています。

 捻挫の治療で大切なことは、損傷によって発生した解剖学的変化を元に戻すと言うことです。 フェイシャルディストーションモデルでは、捻挫と言う損傷を保護し、自然治癒を待つと言う考え方は存在しません。
 患者さんもまた、長期間の固定や永続する捻挫癖を好んではいないと思います。
 急性、慢性を問わず捻挫は、FDM鑑別によりその損傷を分析し、適切な方法で治療することにより早急に還元させるべきです。

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