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68歳 男性 疑似坐骨神経痛
半年前より腰痛が発生し、3ヶ月前から左大腿、下腿後面に痺れと痛みの症状が現れたTSさんは、整形外科での治療をあきらめてオフィスを訪れました。整形外科でのTSさんに対する診断は“坐骨神経痛”で、行われた処置は牽引と低周波による理学療法、湿布の投与だけでした。
TSさんの症状は、左腰部脊柱起立筋の引っ張るような痛み、座位から立ち上がるとき、朝起きるときに仙腸関節周辺に走る刺すような痛み、大腿後面の引っ張るような痛み、下腿の痛みと緊張感でした。
SLRテスト、ブラガードテスト、大腿神経伸展テストは何れも陽性、そしてTSさんの言葉による痛みの説明が「筋が引っ張るように痛む」であり、感電したような神経刺激による痛みではなかったため、疑似坐骨神経痛であると判断されました。TSさんの損傷は対応するFDMテクニックにより矯正されました。およそ10分の矯正の後、TSさんの症状は完全に消失していました。確認のためTSさんは再度オフィスを訪れましたが、症状は再発しておらず、3回のオフィス訪問で施術を終了しました。
従来の手技療法では、TSさんの症状は腰椎部の“ズレ”“サブラクセイション”或いは“臀部の筋肉の拘縮”に起因すると言うことになりますが、TSさんが筋膜ディストーションをターゲットとした施術に瞬時に反応し、治癒したことから言えるように、この疾患は腰椎部、或いは骨盤部に対するアプローチでは絶対に治癒しない疾患だったと言えます。
また、フェイシャルディストーションモデルテクニックが腰椎部の関節や仙腸関節に対するマニピュレーションを否定しているのではありません、むしろそれはFDMテクニックの三分の一のシェアを占めており、重要のアプローチです。しかしながらこの症例においては、それは必要なものではありませんでした。
FDMの概念が腰椎に存在する問題を否定しているのではありません。むしろその問題はFDMの矯正の重要な一部を占めています。しかしながら各々の疾患は、その原因となる問題を正しく見つけ出し、そして適切な方法で還元させることが大切です。 |
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